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PR案件と悪質なマーケティング手法の違いについて

多くの方がSNSよりさまざまな情報を得るなか、
ときたま「炎上」がありますが

なぜ「炎上」が起きるのでしょうか?

その一つが「ステマ」です。

「ステルスマーケティング」の略称で
悪質なマーケティング手法の一つです。

ここでは

「企業イメージを上げたい」
「商品を売りたい」

企業ではごく当たり前に考えることですが

これを強く思ってしまったばかりに

「炎上」に発展しまった例とともに
「炎上」コツについてご説明します。

 

「ステマ」とはなに?

ステマとは

「ステラスマーケティング」という
「悪質なマーケティング手法」です。

具体的には

「宣伝・広告であることを
消費者から『隠して』行う宣伝活動」
です。

つまりは

「やらせ」「サクラ」ですね。

ステマは、大きく分けて2種類存在します。

一つは

「企業が一般消費者であることを偽って
プラスとなる情報を発信する手法」

もう一つは

「著名人やインフルエンサーなどに
宣伝であることを隠して宣伝を依頼する手法」

です。

ステマが発覚した場合

企業は消費者からの信用を
一気に失うという可能性があります。

たとえ一度きりの宣伝活動であっても

その企業が出す広告のすべてが
ステマではないかと消費者は疑ってしまい、

信頼回復への道のりは
とても険しいものになります

また商品サービスの売上にも
響きますので気をつけたいものです。

 

「ステマ」の事例

2012年に
一般利用者が飲食店に関する口コミやランクを
投稿できるグルメサイト「食べログ」にて
「やらせ」が発覚しました。

企業がユーザーになりすまし
自分のお店には高評価をつけ、

ライバル店には低評価をつけることで
自分のお店の集客率が高くなるように
仕向けたステマです。

調査の結果、
ステマを専門とした「ステマ会社」が
多数存在することがわかりました。

ひととき
お店ごとの評価が本当に正しいのかと
多くの消費者が
疑問に感じることになりました。

他の事例として意外にも
「アナと雪の女王2」で
ステマが発覚しました。

このほかに、2019年に公開された
「アナと雪の女王2」。

Twitter上で活動する7人の漫画家が

映画を絶賛させるポジティブな
内容の漫画を投稿しました。

ほぼ同じ日時の投稿に加え、
同じハッシュタグが使われていたことから
ステマではないかと炎上しました。

これは
ウォルト・ディズニー・ジャパンが
漫画家たちに依頼したPR活動だったと
後日謝罪文が発表される騒ぎとなりました。

 

インフルエンサーによるPR案件とステマの違い

ここで気になってくることは

「インフルエンサーによるPR案件も
ステマと同じではないの?」

です。

答えはNO。

双方ともに第三者が企業の商品サービスを
PRすることに変わりはありませんが

「情報発信をする際に
『広告であること』を明記しているかどうか」

この点で異なってきます。

 

ステマを防止するコツとは

ステマが悪質なマーケティングとして
判断されるのは

「やらせ」や「サクラ」だと
思わせてしまうことです。

なので

堂々と
「これはPR案件ですよ」
「これは広告ですよ」

文章に明記すれば
良いのです。

Instagramの
インフルエンサーの場合

投稿文に

「この商品はA社から
ご提供いただきました!」

「A社とのタイアップ企画です!」

と明記したり

ハッシュタグ

#PR
#タイアップ
#提供

と、A社との広告活動であることが
わかるようにしています。

またInstagramでは

・ブランドとのタイアップ投稿タグ
・ブランドコンテンツ広告

という機能がありますので
これを活用するだけでも
ステマを回避することができます。

 

まとめ

多くの人がInstagramなどのSNSを通じて
購入した商品サービスの紹介や感想を
気軽に投稿できるようになりました。

その手軽な情報発信ツールであるがゆえに
企業の信用を損ないかねない落とし穴を
ご紹介させていただきました。

古くから「やらせ」や「サクラ」である
ステマというマーケティング手法は
使われてきましたが

ネット上で発覚したときに起こる、
炎上による企業の信用度の低下の破壊力は
恐ろしいものです。

ステマのつもりでなくても
投稿内容によってステマと
判断されてしまうことがありますので
気をつけましょう。

 

 

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