【2020年9月版】ファン作りに強いSNSは?~各種SNSの違い・特徴を徹底分析~
すっかり定着してきた企業のSNS運用ですが、
「普段SNSは見る専門で発信するのにどのSNSが良いか分からない」
「みんなやっているけど自社で効果があるの?」
と思われるかもしれません。
2020年の現在においては、ネット利用者の実に8割がSNSを利用しています。
参考:https://ictr.co.jp/report/20200729.html
若者や発信が得意な一部の人のためのツールではなく、
SNSでPR戦略を練ることは昔のテレビ・新聞広告くらい当たり前になっています。
なによりほとんどが無料で利用できコストがかからないため、あえてSNSをPRに使わない理由がありません。
そこで今回は主要SNSである「Twitter」「Facebook」「Instagram」「公式LINE」「YouTube」の特徴と、PRとしてSNSを利用する際の違いについてご紹介します。
Twitter~質の良い拡散を目指すのが鍵~
2018年3月より、もともとの拡散機能であった「リツイート」に加えて、「いいね」も拡散されるようになったため、フォローしていない人にもツイートが発見されやすくなり、システム上の拡散力はSNSの中でも飛び抜けて高くなりました。
一方で、そのシステムゆえに「気軽にいいねがしづらくなった」という声も多く、反応率が高いファンを作れるかどうかで拡散力の二極化が広がっています。
最大140字という短文の仕様と拡散性の高さから、発信に至った背景まで伝わらず炎上が生まれやすいというリスクもあります。
「つぶやく」というTwitterの性質上、リアルタイムで本音に近い発信が好まれます。
ひとつのツイートの情報量が少ないため、こまめなツイートで文章の真意や中の人の人柄を伝えていくと信用に繋がります。
反対に、表面的なお得情報やネタのような面白さだけでフォロワーを獲得しようとすると、「ファンではないフォロワー」が増え、その後の運営が難しくなる可能性があります。
Facebook~ターゲットを見極めて使うと効果的~
基本的に実名でひとり1アカウントのため、企業が利用するなら「Facebookページ」になります。
ユーザーアカウントの匿名性がない分安心感がありますが、リアルな人間関係から広げていくSNSのため、友達の中に会社の上司や家族がいることも多く、本音の発信というよりはフォーマルな発信の場になる傾向があります。
また、「仲間や友達と繋がっていたい」と考える若者世代が、親がいるFacebookとは違うSNSを使う「若者のFacebook離れ」から、アクティブなアカウントの年齢層が高めです。
SNSに慣れていない世代は、安心感から実名のFacebookからSNSを始める傾向にあり、FacebookとLINEしかアカウントを持っていない層も一定存在します。ターゲットが上の世代の場合はFacebookページを使ったPRから始めても良いかもしれません。
Instagram~世界観を構築しやすくファン作りに向いているSNS~
国内で最もユーザー数を伸ばしているのは、なんといってもInstagramです。アクティブユーザーは3,300万人。
わずか3年で約3倍に伸ばしています。
参考:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
2016年頃に「インスタ映え」「インスタグラマー」という言葉が象徴したような、写真映えに特化した投稿ばかりではなくなり、現在はよりリアルで多様な発信が増えてきました。男女差も世代差も小さくなってきました。
参考:https://www.moba-ken.jp/project/others/sns20200629.html
今でこそ写真や動画での発信も定着しつつありますが、もともと文章がメインだったSNSの世界に、写真を中心とする発信でコミュニケーションをとることを可能にしたSNSがInstagramでした。
写真というビジュアル表現を使うことで、より分かりやすく世界観を表現することができ、その世界観に趣味・嗜好が合うフォロワーが集まりやすいという特徴があります。濃いファンを作りやすいSNSだと言えます。
Twitterに比べて拡散力が低い点を指摘されることがありましたが、ユーザーが急増し、ハッシュタグ検索が一般的になり、工夫次第でフォロワー以外にも発信が届くようになりました。
また、リアルタイムな投稿の性質も保ちながらも「ストックする」SNSであり、例えば数ヶ月前の投稿からでも共感が得られればフォロワーを増やすことができます。ストックが増えるほど世界観も色濃くなるので、プロフィールページからのフォロワーも増えやすくなります。継続するほど効力が大きくなる点も魅力です。
また、24時間で投稿が消える「ストーリーズ」や、2020年8月に新規リリースされ、より拡散力の高い動画ツールである「リール」など、次々に使える機能が増えているので、Instagramのみを重点的に使い、フォロワーを飽きさせずに発信を続けるユーザーもいます。
公式LINE~メルマガに代わるファン育成機能~
日本国内において爆発的にユーザー数を伸ばしており、他のSNSをしていなくても連絡ツールとして持っている人が多いのがLINEアカウントです。利用率7割超えというデータもあります。
参考:https://www.moba-ken.jp/project/others/sns20200629.html
ただしどれだけ発信数を増やしても、友達登録してもらわないと届かないので、実店舗や他のSNSなどから導線を引く必要があります。
新たに認知してもらうというためのものというより、メールマガジンのようにより濃いファンに育成するツールと考えた方が良いかもしれません。
迷惑メールフォルダに入って気付かないということもなく、LINEアプリにプッシュ通知が付くため、メルマガよりも開封率が高いことが強みです。友達登録をしてもらう仕組みを作ることができれば、継続してお知らせなど自社の最新情報を送り続けることができます。
タイムライン投稿、1対1メッセージ、リッチメニューなど、SNSとしての範囲を超えて使える機能が多いことも特徴です。
YouTube~「関連動画」機能で認知度を上げる~
動画をメインコンテンツとするSNSのなかで圧倒的な伸びを見せます。
「関連動画」の機能のおかげで、似た分野の動画をよく見る層で、チャンネル登録をしていない人にも動画が届きやすいことがポイントです。また、年代によって利用率の差が少ないのも特徴です。
ただし、動画なので視聴するのに相手が時間を使うため、最初の数秒~数分で視聴を止められないよう工夫が必要です。
また、投稿も動画になると編集などの手間がかかるうえ、日々投稿頻度を落とさないようにするのは大変な作業です。
どのような動画なら無理なく続けられて、最後まで見てもらえてチャンネル登録が増えるか、作戦を練る必要があります。
より多くのユーザーの目に留まるためにもSNSを網羅するに越したことはないですが、すべてのアカウントを全て網羅し運営するのは至難の業。投稿を作成するだけでも労力がかかります。ターゲットから逆算して使うSNSを決めると良いでしょう。もちろん、PRをインフルエンサーに任せるのも戦略のひとつです。
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