インスタグラムのフィルター機能は、27種類にもなり、『正直なところフィルターの使い方が分からない』という方も多いと思います。

そこで今回は、インスタグラムアカウントを運用している方も、アカウント開設を検討をしている方も、参考になる「インスタグラムの運用でより魅力的に伝えるフィルター活用7選」をお届けいたします。


また、投稿シーン毎におススメ『フィルター』と『インスタグラムアカウント』も紹介いたします。

※下記の情報はインスタグラムのフィルター機能の使い方をより分かりやすく、選択するための一例となります。

 

インスタグラムのフィルターの操作方法

昔に比べフィルター数も27種類と多くなり、より細かくフィルターを設定することが可能になりました。

フィルター操作

①インスタグラムを立ち上げ、真ん中の撮影ボタンを長押しで、スマートフォンに入っている写真を選択することができます。

②投稿したい写真をセレクトします。

フィルター設定③使用したいフィルターを選択します。今回は、全体的にコントラストが上がりシャープに見えるフィルターHUDSON(ハドソン)を使いました。

④選択したフィルターをクリックすると、フィルターのかかり具合を調整することが可能になります。

フィルター設定②

投稿シーン別 フィルターの使い分け

フィルターの基本的な操作方法はお分かりいただけましたでしょうか。それでは、投稿シーン別にフィルターの使い分けを紹介して行きたいと思います。

投稿シーン①:ランチ・スイーツを鮮やかに表現をする時

御飯を鮮やかに表現

左:フィルター/Normal(ノーマル)

中:フィルター/Ludwig(ラディック)
コントラストが強めになり、スッキリとした印象のフィルターになります。色味自体にはそんなに変化はないので、写真にエッジを効かせたい時にオススメのフィルターになります。

右:フィルター/Aaro(アマーロ)
中央に薄く白みがかったフィルターになります。逆に外側の彩度が上がっておりレトロな雰囲気に。Instagram内で上位に入る人気のフィルターになります。。

投稿シーン①:おすすめ インスタグラムアカウント

@plazastyle  フォロワー数:20,511人(6/4時点)

Amaro(アマーロ)やMayfair(メイフェア)のフィルターを中心に使っており、全体的にレトロで暖かみのある投稿になっています。フード系にも相性がよく、人気のフィルターになっているのもうなずけます。

plazastyle

 @sarah_fel   フォロワー数:2,974人(6/4時点)

Ludwigを中心にフィルターかけて投稿していることで、アカウントの統一感につながっています。トップビューや素材感が伝わる写真の取り方をしているので参考になります。また食器を斜めすることで、写真に動きが出てくるため良いアクセントとなります。

アカウント_sarah_fel

投稿シーン②:風景+商品を魅力的に伝える時

風景+商品左:フィルター/Normal(ノーマル)

中:フィルター/Juno(ジュノ)
Ludwig(ラディック)青みや暗さが強い範囲に緑がかった色調を加え、白や赤みが強調され明るい印象になるフィルターになります。

右:フィルター/LO-FI(ローファイ)
被写体の色合いを、NORMAL(ノーマル)より彩度をあげ、周囲の色を目立たせないフィルターで、被写体をくっきりさせたいときにお勧めのフィルターになります。

投稿シーン②:おすすめ インスタグラムアカウント

@bloomingdales フォロワー数:402,389人(6/4時点)

NY発のECショップ『Bloomingdales』。商品を撮影して投稿をするだけでなく、LO-FIなど商品が引き立つフィルターを上手に使い風景+商品の組み合わせで投稿しています。

商品紹介の投稿では、各ブランドの公式インスタグラムアカウントをタグ付けしており参考になります。また、NYの街並を投稿したりと息抜きコンテンツを投稿しているのも、フォローしている人にはいいかもしれませんね。

bloomingdales

@mariko_0808 フォロワー数:87,121人(6/4時点)

プチプラのカジュアルアイテムを取り入れながらも、大人の女性としてのオシャレ感を忘れていないコーデの投稿をしている@mariko_0808さん。

小物などの写真も季節を感じることができ、フォロワーに共有を持ってもらえるのもポイントになっています。またコーデ投稿では8:2の割合の構図になっており、全体的にまとまった写真に見えるので参考になります。

filter2

投稿シーン③:風景と花で季節を感じる表現をする時

花左:フィルター/Normal(ノーマル)

中:フィルター/Hudson(ハドソン)
全体的にコントラストが上がりシャープに見せることができます。全体に青味がかかり、鮮やかな写真に向いているフィルターとなります。

左:フィルター/Valencia(バレンシア)
Normal(ノーマル)をややレトロな雰囲気にできます。Rise(ライズ)に比べて、やや明るくなり、クリアな雰囲気に出来るフィルターとなります。

投稿シーン③:おすすめ インスタグラムアカウント

@moonlightice フォロワー数:544,989人(6/4時点)

日本在住の@moonlighticeさん。風景や花を中心に投稿しているアカウントの中で、日本で一番のフォロワー数です。日本の四季折々の季節を感じる写真が多いのは、フォローをしているファンにとって投稿が楽しみになってるのではないでしょうか。

また花は全体を写すのではなくフォーカスし、撮影しているのもアクセントの一つになります。またフィルターは、Normal・Hudson(ハドソン)・Valencia(バレンシア)を写真に応じて使い分けて投稿しています。

moonlightice

@ahmet.erdem フォロワー数:648,117人(6/4時点)

トルコ在住の@ahmet.erdemさん。カッパドキアやオルタヒサルなどトルコの魅力を写真を通して感じることができるアカウントになっています。

また太陽や霧など自然が織り成すコントラストを上手く写真に表現しており、目線・構図などとても参考になります。フィルターは、Valencia(バレンシア)・Ludwig(ラディック)を中心に投稿しています。

ahmet.erdem

投稿シーン④:室内の商品を、より魅力的に表現する

室内左:フィルター/Normal(ノーマル)

中:フィルター/Reyes(レイズ)
青みを押さえた色合いになり、ビンテージ調に施された印象となります。インテリアや雑貨などの商品は比較的に相性が良いフィルターになります。

右:フィルター/Mayfir(メイフェア)
暖かい色のトーンで、わずかに周辺減光が掛かることで写真の中央が明るくなります。被写体の暖色が強まるフィルターになります。

投稿シーン④:おすすめ インスタグラムアカウント

@westelm フォロワー数:330,561人(6/4時点)

アメリカのインテリアショップ『west elm』のインスタグラムアカウント。モダンでオシャレな家具やインテリア雑貨を販売しており、アメリカを中心に海外で人気が高いショップです。

商品だけでなく猫や犬などが登場することで、投稿の息抜きコンテンツとなっています。全体の統一感をさせつつも、色を差し込みをしており投稿の見せ方の参考になります。

westelm

@homegoods フォロワー数:674,990人(6/4時点)

インテリアや部屋のオシャレな写真や情報を掲載している海外サイト『HomeGoods』の公式インスタグラムアカウントです。テーブルセッティング・コーナーづくりなど参考になる写真も多く、役立つ情報を届けることもフォロワーを増やしていく過程で重要なポイントの一つとなります。

homegoods

投稿シーン⑤:飲み物をより素敵に魅せる

ドリンク左:フィルター/Normal(ノーマル)

中:フィルター/Sierra(シエラ)
風景・建築・ポートレイト(ペットと人物の両方)をはじめ、マクロ撮影による自然写真にピッタリのフィルターです。

右:フィルター/Perpetua(パーペチュア)
パステル系のフィルタ。全体的に赤みが強くなります。SUTROの効果をかなり薄くした感じになります。

投稿シーン⑤:おすすめ インスタグラムアカウント

@vervecoffee  フォロワー数:64,364人(6/4時点)

サンフランシスコ発のVerve Coffeeの公式インスタグラムアカウントでは、SierraやX-PRO2 のフィルターを中心に投稿をしています。

今話題の「サードウェーブコーヒー」のお店で、コーヒーは食べ物・動物などと一緒に撮影したり、人にフォーカスをするなどバランスよく投稿しています。参考になるアカウントとなっています。

vervecoffee

@onijus  フォロワー数:3,876人(6/4時点)

世代を超えたサードプレイス”をコンセプトにした新しい業態のカフェで、大阪府の富田林市にあるONIJUS COFFEE VILLAGE〈オニジャス コーヒー ヴィレッジ〉。

フードの撮影もトップビューで撮影して、企業の投稿を上手くインスタグラムの世界観に合わせて投稿しています。自社ロゴが入ったカップも店内だけでなく、見る人の目線に合わせて外で撮影することで「コーヒーを持って出かけよう」とファンに間接的に投げかける投稿となっています。

food

投稿シーン⑥:モノクロで雰囲気を出す

白黒左:フィルター/Normal(ノーマル)

中:フィルター/Willow(ウィーロー)
モノトーンの画像のフィルターの1つ目です。Inkwellと似ていますが、Inkwellに比べて周辺光量落ち、四隅が若干暗くなるフィルターです。

右:フィルター/Inkwell(インクウェル)
初期からあるモノトーンのフィルターです。WILLOWよりも若干だけ明く、彩度が落ち、コントラストも下げて淡く・モノクロ風写真にするのにピッタリなフィルターです。

投稿シーン⑥:おすすめ インスタグラムアカウント

@coryrichards フォロワー数:357,369人(6/4時点)

coryrichards

@life フォロワー数:441,803人(6/4時点)

アメリカのフォト・ジャーナリズム雑誌「LIFE」も、公式インスタグラムアカウントを開設しています。多くの人が目にしたことがある 「マリリンモンロー」「オードリー・ヘプバーン」や「ビートルズ」の写真も掲載されています。

life

投稿シーン⑦:朝焼け、夕焼けの光でより魅力的な写真にする

夕焼け左:フィルター/Normal(ノーマル)

中:フィルター/SUTRO(スートロ)
全体的に暗く、ゴシック調の雰囲気にしたい場合に使うフィルターです。
森林内の静寂な雰囲気や、雨の日の写真にピッタリです。

右:フィルター/NASHVILLE(ナッシュヴィル)
インスタントカメラ風で、薄く赤みがかりコントラストが下がります。
淡く甘めの雰囲気になるので、映画のフィルムっぽい写真にしたい方にピッタリのフィルターです。

投稿シーン⑦:おすすめ インスタグラムアカウント

@natgeo フォロワー数:20,918,887人(6/4時点)

ナショナル ジオグラフィックの公式インスタグラムアカウント。プロのカメラマンによるダイナミックな写真がインスタグラムで見ることができます。

広い風景に、一つの点(被写体)をプラスすることで、風景をより魅力的にみせる「点景(てんけい)」などのテクニックを使っていたり、夕焼けで出来る影の使い方が参考になります。各投稿には@アカウント名が記載しているので、お気に入りのフォトグラファーに出会うことが出来ます。

na

@colerise フォロワー数:910,687人(6/4時点)

イタリアのフォトグラファー、Dave Yoderさん。インスタグラムでは、建物・人物・風景などを投稿しています。中でも夕日の写真の見せ方は、自然の岩や人物など夕日と重なるように撮影を行っており魅せ方の参考になります。また夕日は太陽が沈むスピードは早いので、連写して撮影すると良いでしょう。

cole

まとめ

今回は、インスタグラムの運用でより魅力的に伝えるフィルター活用7選を紹介しました。

投稿シーン⑦で紹介した「点景(てんけい)」などのテクニックを使いながら撮影をすると、魅力的な写真にすることができます。またフィルターを併せて活用することで、より自社の雰囲気に合った写真にし、他社との差別化・ユーザーにブランド認知に繋げていきましょう。

インスタグラムの運用で投稿テーマの1つのポイントは、ライフルスタイルの提案。投稿で自社の商品だけでなく、商品+風景などの写真もあることでユーザーに自然に受け入れてもらいやすくなる傾向にあります。

「買ってみたいな♪」「素敵だな♪」などのユーザーに思ってもらえる写真を継続して投稿して行くことが必要になってきます。

インスタグラムのフィルターを活用してより魅力的に伝えるテクニックを身に着けてください。