コロナ禍でSNSはどう変わった?新時代に企業がSNSでPRを行う利点と注意点!
新型コロナウィルス感染症の世界的な大流行に伴い、テレワークの導入や大型イベントの中止など、私たちの生活様式が大きく変わろうとしています。
「企業がSNSでプロモーションをすること」に対するユーザーの見方も変化しています。
これからSNSでPRを始める・今後も続けていく際に抑えておくべきポイントをお伝えします。
35%近くの人が新型コロナウィルスによる外出自粛のなかで「SNSの利用が増えた」と回答。「減った」と答えたのはわずか2%
Q 新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛要請で、SNSを利用する時間は増えましたか?
参考:https://webtan.impress.co.jp/n/2020/05/08/35944
おうち時間が増えたことにより、ネットユーザーがSNSを見る時間は増えました。
次に、SNSごとの具体的な利用目的を見ていきます。
コミュニケーションはLINE、情報収集は内容によってTwitterとInstagramで
Q:外出自粛期間に特に利用が増えたSNSについて、その利用目的は?(複数回答可)
参考:https://webtan.impress.co.jp/n/2020/05/08/35944
もちろんどのSNSも役割はひとつではありませんが、
表から大きくは、
●LINE、Facebookはコミュニケーションツールとして
●Twitterは新型コロナウィルス感染症に関する情報源として
●Instagramはおうち時間を豊かにするための情報源として
の目的が他のSNSに比べて大きいことが読み取れます。
新時代のなかでできる暮らしを楽しむ&学ぶための情報が求められています!
コロナウィルスが広がり始めた段階では、新型コロナウィルスに関する情報や、それに対する社会の動きを敏感に追いかけるユーザーの動きが見られましたが、
今後はそれと並行して、
●これまで家の外で楽しんでいた好きなことや趣味を、おうちでも続けること
●自宅でも楽しい時間を過ごせる新しい趣味を見つけること
●新しい時代に自分らしく生きるための勉強
のための情報が求められていると感じています。
その点では先ほどの表より、①Instagram、②Twitterの発信が有効だと言えます。
たとえば、おうちでも……
・おいしいものが食べたい
→お菓子作りや外食のようなおうちごはんのレシピ、デリバリー情報
・綺麗でいたい、おしゃれでいたい
→アクセサリーや服、美容品のウィンドウショッピングをネットで
・エクササイズがしたい
→今まで習いに行っていたヨガをオンラインレッスンに
・好きなアーティストのライブが見たい
→リアルタイムでの配信ライブが自宅で見れる
このような、「ステイホームでできる範囲でやりたいことをする」ための情報をInstagramやTwitterなどのSNSから得ています。
情報収集の明確な目的がなくても、「なにか新しい楽しそうなことがないか」と、みんながどういうことを楽しんでいるかをなんとなく見ているユーザーもいるので、普段ならスルーされていた情報も、何気なく見る可能性があります。
またInstagramでは、誰も経験したことのない状況に対して「みんなどうしてるの?」と思うユーザーに向けて、おうち時間スタンプが登場しました。このスタンプをストーリーに追加すると、ホーム上のストーリーズリングに表示され、おうち時間の過ごし方についての発信だとひと目で分かるようになりました。
自粛期間中の企業のPRに不快感はなし?
「本当のところはどうなの?」を発信できるSNSならではの特性を活かす発信を!
Q:コロナ禍における企業のSNSを利用したプロモーション活動について
当てはまるものをひとつお選びください。
参考:https://webtan.impress.co.jp/n/2020/05/08/35944
企業のSNSでのプロモーション活動に肯定的な意見が合計94%にも上りました。
なぜ、世界中がウイルスで大変な状況であるにもかかわらず、企業のプロモーション活動に肯定的な回答が多いのでしょうか?
「こんな状況」だからこそ、経済を止めるべきではないという考えももちろんありますが、それ以上に、SNSがWebサイトや広告とは違い日々の更新が肝となる共感性の高いメディアであるという特徴があげられます。
人が人に寄り添うメディアだから、企業の姿勢や考えが建前ではなく本音として共感されやすいということです。
誰もが大変な状況と言えますから、「みんなでなんとしても乗り越えたい」、「企業も応援したい」という気持ちの人も多いかもしれません。
また、新しい時代に企業がどのように判断し、今できることから日々動いているのかを、ある意味シビアに見られているとも言えます。
SNSは、会社の理念のような洗練されたメッセージを伝える場ではなく、日々の取り組みや想いをユーザーと同じ目線で継続して発信できるプラットフォームです。ユーザーが自宅で気軽に見れるSNSで、どのようにコロナ禍に向き合っていくかを示していくことが大切ですね。
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