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ビジネスをする上で必要なものとは

ビジネスは、どのように探せばよいのか
ご存じですが?

・自分にできること
・やりたいこと
・他者のニーズ

これら3つの円を描いたとき
それぞれが交わるところが
ビジネスになります。

つまり

「自分にできることであり
やりたいことでもあり
それがほかの人に欲しがられるもの」

これがビジネスです。

 

私のビジネスのはじまり

私が第一子を妊娠して5か月目に
卵巣嚢腫の摘出手術を終えた直後

私は大きな不安に襲われました。

・出産したら自由がなくなるのかな?
・しばらく働けなくなるよね?
・その間の収入ってどうなるんだろう?
・保育園には入れる?入れられなかったらどうする?
・復職できるのかな?
・そもそも、いつまで健康で生きられるんだろう?
・老後の貯金はどうしよう?

赤ちゃんを授かり、子を持つ母になった女性であれば
だれでも抱える不安だと思います。

私は無事手術を終え
何もすることがない時間ができたとき

このようなさまざまな不安に襲われ
ひとりベッドの中で号泣しました。

 
しかし、時間とともに冷静さを取り戻し
不安を受け止めたとき

私は起業を決めました。

それは

「誰かに雇われる働き方だけではなく、
自分で起業しよう。
より自由な選択肢を自分の手で作ろう!」

これが実現できれば
私は何も不安を感じることなく

「自分が好きな未来を歩むことができる」

そう考えたからです。

 

私のビジネス失敗談

「起業しよう」

さて、どのようにして
起業できるのでしょうか?

私はベッドの上でネット検索して
「起業する方法」を探します。

そして行きついたのが
「ベンチャーコンテスト」です。

ベンチャーコンテストとは

「起業プランを発表して、
グランプリや準グランプリをとると
企業とのマッチングや、内容次第では
資金援助をいただける可能性がある」

というような
起業したい人を応援するコンテストです。

私は早々に起業プランを考え、
10日後の締切に間に合うように
必死に必要な書類を作り上げました。

ここで考えた起業プランは

私のライフワークである
「医療」と「旅」を掛け合わせた

「旅行会社、病院、参加者、地域の宿や観光地が
一丸となる地方創生 × バリアフリーツアー」です。

この提案は見事に
「グランプリ」と「オーディエンス賞」の
二冠を獲得しました。

 
「そんな賞を受賞できれば
起業なんてあっという間ですね」

と、思われる人が多いと思いますが
まさに私もその一人でした。

しかし
現実はそんな甘いものではありません。

グランプリをいただいた当初こそ
旅行会社や県の観光課、ホテルや旅館は
提案を聞いてくれる時間をくれます。

しかし、話は思うように進みません。

そんな日々が続き
私の起業への勢いもそう長く続かず
挫折しました。

いったい
何がいけなかったのでしょうか?

ベンチャーコンテストのグランプリを獲得し
多くの人から賞賛を浴びました。

だから「起業できる」と思ったのに。

さまざまなところに起業プランを
提案しに歩き回っても話は進みません。

 

起業への情熱が足りなかった

冒頭でお伝えした通り、
ビジネスになるものには3つの要素があります。

復習になりますが、それは

・自分にできること
・やりたいこと
・他者のニーズ

この3つの要素を持っていることが
とても重要です。

私の当時の起業プランを振り返ると

・自分にできること
・他者へのニーズ

これら2つは満たしていたことは
ベンチャーコンテストで証明されました。

足りなかったのは

「本当にやりたかったの?」
という問いに対しての情熱です。

今思えば

やりたい=起業したい

ではなく、

やりたい=グランプリをとりたい

だったのかもしれません。

そのため、その後各所に提案に行っても
起業プランを実現させる情熱が足らず、

途中で心が折れたのだと思います。

 

ビジネスで一番大切なことは「やりたい」という情熱

何をするにおいても、人は「情熱」をもち
それを力の源として生きていると思います。

・おいしいモノを食べたい
・新しいモノを買いたい
・生活スタイルを変えたい

どんな小さなことであれ
これらを手に入れるために
日々働いているのではないでしょうか。

私も当時
起業プランに対して

「何がなんでも成し遂げてやる!」

そんな強い気持ちがあれば
起業という夢を叶えられたのかもしれません。

ただ、ビジネスをはじめようとすると
わからないことや苦手なことも
やらなければなりません。

日々苦痛なことをしなければ
ならないかもしれません。

 
そんなとき

「自分が本当にやりたいことだったの?」

と、自分自身に問いかけてください。

厳しい話になりますが
ここで立ち止まってしまうのであれば
あなたの情熱はその程度だったということになります。

ただ、私はここで
「諦めてください」とは言いません。

失敗を繰り返してきた私だからこそ
起業の大変さは十分理解でき

また
そういう人を応援したいと思っています。

情熱とは
必ずしも一人で取り戻すものではありません。

似た境遇であったり、同じ目標を持っている人たちと
接することで、情熱を取り戻すことができます。

一人で頑張りすぎず、
あなたの将来への気持ちを理解してくれる人も
探してみてください。

 

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